「できたて」の生チョコレートを作る理由とは?
店長の伊東です。
バレンタインの季節ですね!
今年も!できたての生チョコレート作ります!!
その理由とは?
まず結論からいきます!
できたては本当においしい😁
賞味期限「当日中!いやスグにどうぞ!」
当たり前過ぎますか?
でもこの「あたりまえ」が奥深い話なんです。
バレンタイン商戦真っ只中です。
私達のお店【ポッシュ・ドゥ・レーヴ】は・・・
実はまだ、な~~~んにもショコラを作っていません。
これにはシェフのある想いがあります。
「作り手」(又は販売する側)にいるとどうしても考えてしまいます。
「効率的に作りたい」
「より多く販売して売上をあげたい」
「昨今の流れからも長時間労働はダメ」
でもお客様はどう考えるかというと・・
「できたての美味しいものが食べたい」
「手間をかけて作ったものが良い」
(きっとその方が美味しい!)
これって「相反すること」なんです。
「できたて」を提供するということは・・
・非効率
・少量しか作れない
・売上は上がらない
シェフ自身も独立前はいつもモヤモヤしていたそうです。
どうしても「大量生産」「作り置き」「長期保存」そして「売上重視」。
「いつ作ったかわからないようなものではなく、本当にお客様に喜んでいただけるできたてのケーキや焼き菓子、ショコラを届けたい。」
私自身は経営者だからわかります。
売上・利益はもちろん必要なんです。
お店や雇用を維持できませんから。
一方で、お店をやるからには「存在意義」というのも大事です。
「何のために自分達はお店をやっているのだろう?」
そうです。
シェフの創業時からの想いを実現していくからこそ、わざわざ独立開業をした意味があるといえます。
他がやらないことをやるから、他が出していないここだけにしかない商品を提供するから価値があるわけです。
私自身は、製菓の世界にもともといた人間ではありません。
初めてシェフが作った「できたて」の「トリュフ」や「生チョコレート」を食べた時は本当に感激しました。
「美味しい!!これは価値がある!」
この私自身感じたような感動をお客様にもお届けすることができたら・・・
独立開業した意味もあると感じたのを覚えています。
そしてその気持ちを持ち続け、13年お店を経営してきました。
生チョコレートは前日に仕込みをして、安定させた後、翌日朝にカットしてご用意します。
今年は2月11日、12日、13日の3日間だけご用意します。
3日で、50箱位のご用意です。
なんせ作り置きしませんし、当日の朝から用意しますので間に合いません。。
最近は「できたて」の生チョコレートを販売します!なんていうお店、ほとんど見かけなくなりました。だからこそ、私達は続けたいと思います。
そしてさらに!今年は、試食をご用意します。
まず味わってみて下さい!
「できたてって本当に美味しい!!」
それを感じて頂けるだけでも嬉しく思います。
2月3日(木)14時以降にはお出しできるかと思います。
この日はただ「できたてを試食して欲しい!」というだけですので販売はしていませんのでご了承ください。
4日は仕込みが間に合えばご用意します。
5日以降はスミマセン。多分無理です。。
トリュフショコラや、型抜きのクーゲルショコラの仕込みなどもあるため、多分無理です。トリュフは、商品になるまで6日、クーゲルショコラは5日かかります。
これは、じっくりと時間をかけてショコラの結晶化を進める為です。
↓
簡単にいうと「滑らかな口どけ」を作るための手間です。
私達にとってのバレンタインは「こんなショコラが食べたかったんだ!!」というショコラをご用意する。そして日頃のご利用に感謝する日です。
2月3日(木)14時~、時間が許す方、できたてを食べたい方、ぜひ食べにきてください!!