夏に苺のショートケーキが無い3つの理由
『夏』の苺のショートケーキは避けた方がよいです。
でもなぜか夏でも販売されている
「苺のショートケーキ」。
ポッシュ・ドゥ・レーヴでも何度お客様から、
「苺のショートケーキはないの?」
と聞かれたことでしょう。
夏時期には、苺のショートケーキのご用意ありません。
『無い』というより、『ご用意出来ない』のが正確な
ところです。
その理由について店長伊東がお伝えします。
理由①アメリカ苺
輸入苺です。これが夏場は主流です。
見た目は苺ですが、、
美味しくありません。。。
アメリカから輸入するのに、何日もかかるのに全く傷んでいない。。
逆に怖いですね。。
こんなの使えません。。
完熟苺なら1日で傷みます。
理由②国産はないの?夏苺。
一応仕入れる事は出来ます。長野、北海道等の地域で主に
生産されているものです。
完熟されたものを北海道まで毎回受け取りにいけませんし、
流通させるという事は、いわゆる完熟していない状態で
苺を収穫するので、100%の苺ではないと思います。
いわゆる、「青獲り」というものです。
しかも、仕入れも高い!
ん~、使えません。。
でも、
①のように美味しくない、②のように
仕入れも高いのに何で販売するの?
と思いませんか?
理由③が、一番の理由かもしれません。。
理由③とにかく苺ショートは売れる!
この事に尽きるのではないでしょうか。
本当はダメだと思います。
だって、お客様目線じゃないですから。
私もこの事を初めて知った時は驚きでした。
語弊を恐れずにいうと、
お客様も無知だし、お店側も理由①②を説明する義務が
あるのにお客様に伝えていない。
ケーキ屋をやっている人間が言っていいのかわかりませんが、
「売れればそれでいいの?違うでしょ!」と思う訳です。
ケーキは毎日の食卓に無ければいけないものではありません。
嗜好品です。
では何の為にあるのでしょうか?
「ケーキとは幸福感をお届けする為にある。」
と思うのです。
日頃頑張っている自分に美味しいケーキで一息ついて
「お疲れさま。私。」と言ってあげること。
1年に1度の誕生日。
その日は、その人にとっては、一生に一度です。
心から「おめでとう」を伝えること。
幸せな時間を過ごすこと。
その瞬間にケーキというのは存在しています。
だから、作る側の、販売する側の私達はその商品の先に
いるお客様の事が想像できなくてはいけません。
絶対にお客様目線を忘れてはいけない。
アメリカ苺とは全然違うと思いませんか?
ポッシュ・ドゥ・レーヴでは、12月~5月頃までの苺ショートのご用意です。
完熟した苺を朝に収穫を頂いて、それを農家さんの所まで行き、直接
仕入れています。
まとめ
・夏苺は美味しくない。(特にアメリカ産)
・国産の旬の時期でかつ完熟苺がやはり美味しい
・商品の先にいるお客様の事を創造してお菓子を
作らないといけないという事。
ポッシュ・ドゥ・レーヴでは、今の時期は『桃』です。
https://www.poche-du-reve.com/renewal2024/peach-sponge-cake
こちらでご紹介しています。是非ご利用下さい!